起業する前に知りたいお得な情報
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税理士が銀行から融資を受けてみて気づいたこと
こんばんは、税理士の吉村です。
この度、奨学金以外で初めてお金を借りてみました。
基本的に借金は悪いことと刷り込まれて育ってきたので、借入をすることには若干迷いはありました。
しかし、経営者として、またクライアントに融資を進める立場としても
実際に自分で融資を受けてみる経験はしておくべきだろうと感じてはいました。
今回は融資を受けて気づいたことについて記事にしたいと思います。
簡単にお金が借りれる時代
正直、お金を借りようと思えばすぐに借りられる時代です。
ア〇ムやプロ〇スなどの消費者金融で借りることも可能ですし、
クレジットカードには多くの場合キャッシング機能が付いています。
金利負担を考慮しなければ、誰でもすぐにお金を借りられます。
しかし、長期である程度大きな額を借りようと思えば、銀行で借りることになるでしょう。
手続は面倒な部分も多々ありますが、金利面でも借入期間でも消費者金融等に比べ圧倒的なメリットがあります。
銀行からの融資は手続きが面倒?
以前勤めていたときに、所長税理士が何度か事業用資金を借りている姿を見てきました。
何やら膨大な書類を書いているなーというイメージがあったので、
手続きはかなり面倒臭いのであろうと勝手に思っていました。
今回実際に融資を受けてみてその考えは180度変わりました。
こんなに楽に金借りられるんだぁーー!(笑)
これが正直な感想です。
自分が銀行に出向くこともなく、担当の銀行員の方が事務所まで来てくれますし、
さらに書類も下書きしたものをなぞるだけ。
自分で考えて書いた部分は、創業した目的と資金利用の目的、そして現在の資産状況くらいなもんです。
最初の借入だったため、提出する書類はそれなりにありました。
・源泉徴収票
・確定申告書
・住民票
・印鑑証明
・税理士証票
これらを提出し、銀行員が用意した何枚かの書類を書くだけだったので、
手続きに関しては非常に簡単になっているみたいです。
制度融資はお得な制度
銀行員の方と相談した結果、今回は広島県の制度融資の一つである「創業支援融資」を利用しました。
保証協会付きの融資(信用保証協会に保証人になってもらって受ける融資)ですが、
金利が年1.1%と創業者にとっては割安な金利であり、保証料も0.7%と比較的低い利率となっています。
私がプロパー融資(直接銀行からお金を借り入れる融資)で借入を受けようとしたら、
年3.3%もの金利負担が必要になるそうです。
他にもいろいろな制度融資が用意されています。
事業者にとって無理のない範囲の借入は必要になってきます。
こうした制度を有効活用してもらうよう、クライアントには積極的に進めていきたいですね。
まとめ
今回、融資を受けることを決めた理由は3つあります。
・銀行とのパイプをより強いものにするため
・融資を受けるという経験を積むため
・広告宣伝費に使うお金
銀行からお金を借りるきっかけになったのは、クライアントをご紹介頂いたことからでした。
「貸し借りを作る」というわけではありませんが、その銀行からお金を借りてあげることで、
新たなクライアントのご紹介や自分のクライアントに融資の話しをしやすくなる
などのメリットがあるのではないかと考えています。
今回の融資を受ける経験を通して、手続きの方法や実際にお金が振り込まれるまでの期間、
必要書類や記載事項などある程度のことがわかりました。
借入金の使途は、新規クライアントを得るために使う予定です。
ホームページやブログからのお問い合わせはほとんどないため、
これ以上待ちの姿勢でやっていたらまずいと考え始めました。
税理士紹介会社を使うことも視野に入れて、お金を使ってでも新規クライアントを獲得していくつもりです。
新たな挑戦をすることで人は大きく成長できると考えています。
この経験を今後の事務所経営に活かしていきたいと思います。