税金・税法

クラウド会計ソフトfreeeを税理士が使ってみた第一印象

こんばんは、税理士の吉村です。

クラウド会計ソフトのfreee認定アドバイザー登録をしたことは、以前記事にしました。

 

 

今回は実際にfreeeを使用してみて感じた第一印象を書いていきます。

初期設定は初心者にもできるのか疑問

freeeで会計処理を始める前に、会計期間の設定、事業所の基本設定、

口座の登録、開始残高の登録と、やるべきことが多々あります。

事業所の設定では、消費税の経理処理の方法であったり、簡易課税の事業区分であったりを設定しなければなりません。

また、開始残高の設定も他の会計ソフトから簡単に引き継げるとはいうものの、初心者には難易度が高いように感じました。

初期設定の段階においては、税理士のような専門家に導入をサポートしてもらった方がスムーズにいくと思います。

複式簿記の知識はいらない

ネットバンキングの口座やクレジットカードを一旦登録しておけば、

自動で会計ソフトにデータが取り込まれていく感じはすごく気持ちよかったです。

また、勘定科目も見やすく判断しやすい設計になっているため、

初心者でも、そんなに変な勘定科目を選択することは少ないような気がします。

さらに、借方・貸方などの簿記の専門用語を使用しておらず、

収入と支出で仕訳登録できるところも、初心者を意識した設計になっていると感じました。

独自のルールが気持ち悪い

これは長年、複式簿記と接しているから感じることかも知れませんが、

freeeではクレジットカードも「口座」として扱うようになっています。

ネットバンキングと同じように登録すれば自動で同期するのですが、

これが負債の欄にカード名で記載されるようになります。

本来であれば「未払金」という勘定科目のはずが、「楽天カード」というように

簿記の世界では絶対使うことのない勘定科目が負債の欄に表示されます。

これが非常に気持ちが悪い。

決算書にこのまま載せるわけにはいかないので、決算仕訳で振り返ることになるでしょう。

まとめ

税理士業界に入って7年間、同じ会計ソフトを使用してきた経験からすると、freeeは非常に使いにくいです。

具体的には、

・今まではキーボードの操作がメインであったところからfreeeはマウスの操作が基本になること

・手入力の場面では従来の会計ソフトで入力する方が圧倒的に早いこと

ただ、一日使ってみただけなので、これから使用していくうちに慣れてくるかもしれません。

 

今はまだ人に自信をもって進められる段階ではないことから、freee導入コンサルのメニュー化や

freeeを使用している事業者への顧問契約ということは考えていません。

 

第一印象としては、ネットバンクから同期して会計データを取り込む爽快感を味わうことができたこと。

マウス操作の煩雑さを感じたことが挙げられます。

これからさらに使ってみて分かったこと等があれば、記事にしたいと思います。

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