税理士顧問料年間5万円。(記帳代行込み)この金額で引き受ける税理士って大丈夫?
2018/06/28
こんばんは、税理士の吉村です。
先日こんなツイートをしたら少し反響がありました。
税理士紹介会社からお客様の紹介。
記帳代行を含めた確定申告のご依頼。
年間5万円でお願いしますとのこと。
5万円でやる税理士なんておるもんなのか?
時給換算したら最賃下回るのでは?— 吉村 匡史@税理士/投資家/ブロガー (@yoshimura_tax) 2018年6月23日
どう計算すれば、最低賃金を下回るかわからない人に解説致します。
記帳代行を含め確定申告の年間料金が5万円ということは、紹介手数料70%を差し引くと15,000円です。
驚く人がいると思いますが、紹介会社に対してこれほどの手数料をぼったくられます。
記帳代行は領収書や請求書の枚数にもよりますが、入力作業をし試算表を作るのに月2時間かかるとして年間24時間(2時間×12ヵ月)
確定申告書の作成、電子申告、その他の雑務の時間が少なく見積もって年間5時間。
合計27時間。
15,000円÷27時間=556円
見事、最低賃金を余裕で下回ります。
このようなことが起こる原因はいくつか考えられます。
1つは、お客様が税理士の相場観を全く知らない場合。
例えば、私は銀座のお寿司屋さんの時価と書かれたお寿司が一体いくらくらいするのか想像がつきません。
普段から馴染みのない税理士に対する報酬がいくらくらいが妥当なのか判断できない人がいるのも無理のないことです。
ただ、今はインターネットで調べれば大体の相場観は把握できるはずです。
さらに言えば、紹介会社はお客様に対してこの金額でやる税理士はいないことをきちんと伝えるべきでしょう。
(中には安い金額でもやる税理士がいるからそのままなのかもしれませんが)
もう1つは相場観を知っていてあえて安い税理士を探している場合。
確かに月額3,980円~と銘打ってネットで集客している税理士事務所は存在します。
中身を見ないと表面的には安く見えてしまうかもしれません。
このような事務所は、
・年商500万円まで
・月の仕訳数30仕訳まで
・別途オプション料金が発生する
など様々な条件をクリアしないと安くならないケースが往々にしてあります。
中身を見ずに金額だけ取り上げて、比較対象にするのはいかがなものかと思います。
しっかりと対応してくれる税理士かどうか。
話しやすい、相談しやすい税理士かどうか。
価格に見合ったサービスを提供してくれているかどうか。
税理士を選ぶ際には金額だけではなく、この辺を判断基準に入れていただければ幸いです。
【監修者】この記事を監修した人
監修者:吉村 匡史(吉村税理士事務所 代表税理士/税理士登録番号 第135285号)
広島市で税理士事務所を開業して約9年。現在60社の顧問先を担当。
【専門分野】会社設立・創業融資/資金繰り改善/財務コンサルティング
日本政策金融公庫・地元金融機関との連携による創業融資支援を得意とし、
これまでに約50件の創業をサポート。
「数字がわかると、経営判断は驚くほどラクになります。
決算書を”提出するための書類”で終わらせず、次の一手を決める材料に
変えていただくことを大切にしています。」
▶ 吉村匡史のくわしいプロフィールは>>はこちら
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