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稲盛和夫「働き方」書評|コツコツ継続することが一番の近道

こんばんは、税理士の吉村です。

独立から4ヵ月が過ぎ、現状維持のままでいいのか?

何か商売につながるヒントがないか?

そんな不安な気持ちを抱えているときに出会った本「働き方」。

著者は京セラやKDDIの創業者として有名な稲盛和夫さん。

Amazonの内容紹介を読んですぐにポチってしまいました。

<内容紹介>

現代における「最高の働き方」とは?
ベストセラー『生き方』『稲盛和夫の実学』の著者による、待望の書下ろし新刊!
「なぜ働くのか」「いかに働くのか」──混迷の時代だからこそ、あえて「労働が人生にもたらす、素晴らしい可能性」を問いかける!
「人生において価値あるものを手に入れる法」、「平凡な人を非凡な人に変えるもの」、そして「成功に至るための実学」──。
「本書を通じて、一人でも多くの方々が、『働く』ことの意義を深め、幸福で素晴らしい人生を送っていただくことを心から祈ります」(稲盛和夫)
この春、管理職になる人、社会に出る人、就職を目指す人、必読の書!

Amazonより引用

今回はこの本を読んだ感想を述べていこうと思います。

 夢中になって働く

生活費を稼ぐため、家族を養うため仕方なく働いている。

そんな人でもお客様に感謝されたり、上司や後輩から評価されることで

喜びや楽しみを感じた経験は少なからずあると思います。

夢中になれる仕事に打ち込み、自分の心を磨いていくことで人として成長し、人生を豊かにしていく。

一生懸命に「働くこと」でしか得られないことがあるのだと著者は語っています。

「人のよりも多くの金銭を手にしたい」「人よりも高く評価されたい」—このような「欲望」は誰の心にも潜んでいて、それがかなわないとなると、人は「怒り」を覚え、「なぜ思った通りにならないのか」と「愚痴」や「不平不満」をこぼすようになる。人間とは、つねにこの三毒(欲望・怒り・愚痴)に振り回されて生きる因果な生き物なのです。—中略—三毒を完全に除去できないまでも、まずはその毒素を薄めるように努めていかなくてはならないのです。そのための唯一無二の方法と言っていいのが、一生懸命に「働くこと」なのです。

「愚直に、真面目に、地道に、誠実に」働け より

天才はコツコツ積み上げた普通の人

天才とは「努力を継続する才能をもった人間」とはよく言ったもので、

人は一つのことを「継続」することで、大きく成長できるものです。

ブログにしても、一ヶ月で挫折した人と一年続けられた人との間には

文章力や考察力、デザイン力で大きく差が生まれることになるでしょう。

そして、もう一つ続けることができたという大きな自信を持てることにもなります。

「平凡な人」と「非凡な人」の違いは単純に努力を続けられるかどうか、これに尽きます。

人生とはつまるところ、「一瞬一瞬の積み重ね」に他なりません。今この一秒の集積が一日となり、その一日の積み重ねが、一週間、一カ月、一年、そしてその人の一生となっていくのです。

継続する力—「平凡な人」を「非凡な人」に変えるもの より

「毎日」の真剣勝負が自信をくれる

受験生であるなら合格点を取ればよい。

しかし、社会人は時として100点以上ことを期待されることがあります。

私のような専門的な職業であるなら尚更完璧に仕事をこなさなければ、

即お客様の損失に繋がり、自らの信用を失うことになります。

日々同じような仕事をしていると慣れが生じ、その慣れがミスを生みます。

同じ仕事でも毎日真剣に取り組み、その積み重ねで腕をあげていくことで自信を持つことができるのでしょう。

日々「完璧を目指す」ことは厳しく、難しいことです。しかし、本当に満足できる仕事を目指すなら、「完璧を目指す」ことしか方法がないこともまた、歴然たる事実なのです。

立派な仕事は「完璧主義」から生まれる より

まとめ

人生を豊かにするには、人としての成長が不可欠であり、自身の「心」を磨いていくことが必要である。

そして、そのためにやらなくてはならないことが、一生懸命に「働くこと」なのだということを理解させてくれる本でした。

時間はかかるかもしれませんが、一日一日、一歩一歩を真剣に積み重ねることにより、

考えもしなかった地点まで到着することができるのかもしれません。

結局は成功に近道なんてものはなく、コツコツやっていくしかない。

焦らず愚直に、真面目に、誠実に、努力を継続していきたいと思います。