ご予約はこちら

ご予約はお電話か
WEB予約よりお願いいたします。

tel.082-577-77149:00〜18:00(土日祝を除く) WEB予約

ブログ

奨学金で自己破産!借りたものは返すべきだが・・・

こんばんは、税理士の吉村です。

先日こんな記事を読みました。

奨学金破産、過去5年で延べ1万5千人 親子連鎖広がる

機構などによると、奨学金にからむ自己破産は16年度までの5年間で延べ1万5338人。内訳は本人が8108人(うち保証機関分が475人)で、連帯保証人と保証人が計7230人だった。国内の自己破産が減る中、奨学金関連は3千人前後が続いており、16年度は最多の3451人と5年前より13%増えた。

朝日新聞より引用 

奨学金が返済できず自己破産していまう若者が増えています。

その結果、親や親戚がその借金を肩代わりして背負うことになり

親子そろって自己破産に至るケースが増加しているみたいです。

 

背景にあるのは伸び悩む賃金や非正規雇用者の増加であると言われていますが、

もっと根本的に問題があると思います。

将来を楽観し過ぎ

「特にやりたいことは無いけど、みんな大学行ってるし、

とりあえず進学しーとこ。

あっ、でもお金ないから奨学金は借りないとね。

みんな借りてるし、いずれ就職したら返せるっしょ!たぶん・・・。」

 

こんな感じで安易に奨学金を借りて進学を決める高校生は多いのではないでしょうか?

かく言う私もそんな一人でした。

 

大学をちゃんと卒業すれば就職できて、

給料で奨学金の返済をできるものだと信じて疑いません。

でも、そんな保障どこにもないんですよ

・入った会社がたまたまブラック企業かもしれない

・突然倒産するリスクがある(「てるみくらぶ」や「はれのひ」みたいにね)

・ケガや病気で働けなくなるかもしれない

いつなんどき何が起こるか予想できないのが人生です。

借金を背負う意味

奨学金という名の借金を背負ってしまうと

将来、結婚や子供をもつことに消極的になってしまうかもしれません。

 

借りたものは返すのが筋です。

私も大学生の頃は奨学金を借りて通っていました。

現在私は猶予制度減額制度を使っているので

今後50歳になるくらいまでは毎月2万円弱を支払う予定です。

家族を養いながら、子供のための教育費を貯めつつ奨学金の返済をしなければなりません。

実際これをこなそうと思うとかなりの負担になります。

大学進学がベストとは限らない

多くの人が大学進学を目指します。

やりたいことが明確であるならば、進んで大学進学をすべきだと思います。

ただし、やりたいことを見つけるためとか、とりあえず大学に進学しておこう、

という考えであるならば、それはやめるべきです!

 

結局4年間ただダラダラ遊んで過ごすことになるでしょう。

まあ、それはそれで楽しいですし、大学生の特権なのかもしれません。

しかし、現在の授業料の高騰っぷりや卒業後の就職実績等を考えるなら

高校卒業後すぐに就職、ないしは海外留学なんてことも視野に入れるべきではないでしょうか?

まとめ

まず、奨学金は借金であることを親や先生はちゃんと子供や生徒に伝えるべきである。

また、奨学金を楽観的に考えている人には

現在、奨学金を返している人の状況をしっかり伝えなければなりません。

 

奨学金を借りようとする本人は大学に進学して何を学びたいか、

何をやりたいかを明確にすること。

それは借金を背負ってまでやりたいことなのかを確認すること。

 

お金を稼ぐことは結構大変だということを親や先生は教えてあげるべきだと考えます。

将来後悔することがないように願います。