創業の基礎知識(個人事業主編)
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税理士に頼むならある程度の料金は覚悟しよう
おはようございます。
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利益改善パートナーの吉村です。
「1年間経理業務を全くしていない」
確定申告間近のこの時期にこういったお客様のご依頼が多くあります。
申告期限は3月15日までです。
それまでに1年間分の処理を行い、確定申告書作成し、税金を納付しなければなりません。
税理士事務所では1年に1度だけ資料を持ってこられるお客様が存在するため、通常業務に加えて年一業務が発生します。
したがって、業界内で1月~3月は繁忙期とされています。
聞いた話だと、寝袋持参の事務所もあるようです。(あくまで噂です)
さて、この1年間の処理を一体いくらでやるべきかといったお話です。
1年間分の料金を一括でもらえる事は大きなメリットでしょう。
しかし、その分時間と手間がかかります。
さらに申告期限に間に合わせないといけないというプレッシャーもかかってきます。
特急料金として通常価格よりも割高になるのもやむを得ません。
少し前ですが、実際に私の方にも1年間未処理の方の確定申告の依頼がありました。
お見積りを提示したところ、ご自身でやってみるとの返答でした。
しかし、面白いことに昨夜税理士紹介会社のメールでその方の案件が届きました。
自身でやるのは難しいと判断し、安くやってもらえる税理士を探しているみたいです。
「月額1万円・申告料2万円・計14万円」という提示額でした。
ここから紹介会社に72%の手数料を取られます。
結果、3万9,200円の儲けです。
これで1年分の処理を行う税理士が存在するのでしょうか?
以前、私が行っている理髪店では月々5,000円で全部やってもらえるという記事を書きました。
大手の事務所では職員を抱え込み、人件費を搾取することで経営を成り立てている事務所もあるみたいです。
もしかしたらそういうところがやるかもしれません。
とはいえ、結局のところ安かろう悪かろうになりかねません。
税務申告は処理を間違えると損をすることもあります。
ある程度のレベルを求めるなら、それなりの料金を支払う必要があるのではないでしょうか。
よくよく考え、良い税理士と巡り会ってもらいたいと思います。
本日もお読みいただきありがとうございました。
~おしまい~