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税理士になるために大学院で免除を受ける
こんばんわ。
税理士の吉村です。
今週末ついに税理士試験の合格発表ですね。
私も昨年4回目でようやく消費税法に合格することができ、税理士登録することができました。
ブログを見てくれている受験生の方が合格していることを祈っております。
ちなみに私は毎年、結果通知書が来てもビビッてすぐには封を開けられず、無駄に神棚に祭ったりして
何時間も過ごすというアホなことをしていました。きっと受験生ならわかってくれるはず。(笑)
さて、税理士になるためには「税理士試験」に合格する必要があります。
しかも、5科目!!
必須科目の「簿記論」「財務諸表論」は計算が主なため、
しっかり勉強さえすれば時間はかかっても合格することができます。(あくまで主観ですが)
問題なのは残りの税法科目。
会計科目と違い理論の丸暗記が壁となって降りかかってきます。
私が合格した消費税法も理論マスターを丸々一冊暗記して試験に臨みました。
確かに理論を覚えることは重要です。
でも実務ではそんなに細かいことは出てこないし、わかならければ調べればいい。
暗記に時間を使うなら早く税理士になって実務を通して学んだほうがよっぽどためになる。
そこで、大学院に行って税法2科目の免除を受ける選択肢もあります。
ちなみに私も免除組です。
本日は、私の経験をもとに大学院に行って税理士試験の免除を受けるメリット・デメリットをお伝えします。
精神状態が良くなる
当たり前ですが、大学院に入るためには受験し合格しなければなりません。
そして、大学と同じように通学して勉強し、課題を提出することで単位を取る必要があります。
私が卒業した東亜大学院は通信制の大学院であるため、
通学することありませんでしたが。(年に3~5回のスクーリングはある)
何年も不合格が続くと「本当に合格できる日が来るのだろうかと不安」に陥ります。
いつ合格できるかわからない税理士試験を受け続けるよりは、
大学院で修士論文を書いているほうが先が見えるため、精神的に楽になれます。
薄給の事務所職員にとって学費がデカい
大学院に行く一番の大きな課題はやはりお金です。
私が卒業した大学院は入学金、授業料併せて2年間で200万円は軽く超えます。
また、1年に3~5回は東京でスクーリング(合宿のようなもの)があり、
広島から東京までの旅費や宿泊費で1回あたり5~7万円かかりました。
そのため、月々手取り16万円の給料のうち約13万円を学費につぎ込んでいました。
実家暮らしであったからまだ生活できていたものの、
一人暮らしであったり家庭によってはかなり厳しいかもしれません。
また、税理士試験が免除になるため免除された税法に関しては自分で勉強する必要があります。
私は、TACの実務家養成コースを受講したり全国経理協会の検定試験などを使って勉強しています。
まとめ
できることなら税理士試験を5科目とって官報合格することが一番良いと思います。
大学院に行くためには多額の費用がかかります。
また、卒業するためには数多くの書籍や論文を読み、
時間をかけて修士論文を書くことになります。
でも、何年も合格できず税理士になることを諦めてしまう前に
大学院という選択肢がもあるんだ知っていただければと思います。