経理処理の仕方
経理処理の仕方
源泉所得税をe-Taxで電子送信するまでの流れを解説
こんばんは、税理士の吉村です。
源泉所得税の納期の特例を選択している事業者はまもなく夏期源泉所得税の納付があります。
わたしも専従者給与の届け出を出しているため源泉所得税の納付書を提出しなければなりません。
ただ、残念ながら専従者に対し給与を支払う余裕はまだないため0円の納付書を提出することになります。
これまでは、0円の源泉所得税の納付書は手書きで記載し、返信用封筒をつけて税務署に郵送していました。
勤めていた事務所のやり方をマネてやっていましたが、電子送信の方が便利だろうと思い挑戦しました。
結論から言うと、めちゃくちゃ簡単でした。
今回は納付額0円でしたが、源泉所得税納付の場合
電子送信→インターネットバンクで納付
の流れが1番楽に納税できるでしょう。
源泉所得税を電子送信するまでの流れをシェアします。
今回はすでにe-Taxの開始届出書を提出している方を想定してお話しします。
まず、Internet Explorerでイータックスと検索。
推奨環境のブラウザがInternet Explorerであるため、わたしが普段使っているGoogle Chromeではできませんでした。
e-TAXのWEBページにアクセスしたら、左下にあるe-Taxソフト(WEB版)(ログイン)をクリック。
メインメニューからログインをクリック。
事前に取得している利用者識別番号と暗証番号を入力。
利用者識別番号はe-Tax開始届出書を提出すると取得できます。
初回ログイン時は、まだ申告・申請・納税はできないようになっています。
まずは利用者情報の登録が必要です。
入力フォームにしたがって、住所、氏名などの必要事項を入力しましょう。
登録が完了すると、申告・申請・納税メニューをクリックできるようになります。
左のタブから申告・申請・納税をクリックすると上記画面に移行します。
今回は源泉所得税の納付が目的ですから「給与所得・退職所得等の所得税徴収高計算書(納期特例分)」をクリック。
提出先税務署の確認を行い。次へ。
納期等の区分を入力しましょう。
今回は平成30年1月~6月までに支給した給与等が対象となります。
したがって、納期等の区分は平成30年1月~平成30年6月と入力。
次に、支給があった給与等の区分にチェックを入れます。
わたしは、専従者に対する給与のみなので「俸給・給与等」にのみチェックをつけていますが、賞与や士業に対する報酬を払った場合にはそちらにもチェックをつけて下さい。
次に、支払年月日等の入力です。
支払年月日は給与支給日を記入していただいて構いません。(25日支給なら1月25日~6月25日)
人員は給与を支給した人数を入力します。
支給額は給与の総支給額を入力します。
税額は給与から源泉徴収した税額の合計額を入力します。
入力したものに間違いがないことを確認して送信します。
私のように専従者給与の届出書を提出しているが、実際には支給がない場合には0円の納付書を税務署に提出する必要があります。
税務署からすると納付書が届かないと納付漏れだと勘違いします。
源泉所得税の納付書を電子送信することは初チャレンジでしたが、非常に簡単です。
毎月源泉所得税を納付しなければならない事業者であれば、即やるべきでしょう。