経理処理の仕方
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未払金と未払費用の違いをスッキリ解説 – 会計初心者向けガイド
みなさんこんにちは!パンダです!
今回は、前回予告した「未払金と未払費用の違い」についてお伝えします!
どちらも一緒じゃーんっと思っているそこのあなた!最後まで見ていってくださいね!
それではレッツゴーー\(^o^)/
未払金と未払費用の違い
未払金と未払費用の違いは、支払期日が到来しているかどうかです。
いずれも代金の未払いであることはかわりません。
しかし、「未払金」は役務の提供がすべて終わっている点に対し、
「未払費用」は役務の提供がすべて終わっていない点が異なります。
ではこれだけではさっぱりだと思うのでそれぞれ詳しく見ていきましょう!
未払金とは
未払金とは本来の継続的な営業取引ではなく、単発的な取引から発生した債務を対象とする勘定科目です。
つまり「役務の提供がすべて終わっているもの」です。
【未払金として処理するための3つの要件】
・すでに「物」の納品や「サービスの提供」を受けておりその金額が確定している
・継続的な発生ではなく「単発取引」で発生している
・持続的な営業サイクル以外で発生している
支出がこれらの3つの要件にいずれも当てはまる際は、「未払金」として会計処理するのが妥当です。
具体的には、直接営業と結びつかない「事務用品」「備品」などを後払いで購入したものが該当します。
未払費用とは
未払費用とは、企業会計原則注解によって、次のように定められています。
「未払費用は、一定の契約に従い、継続して役務の提供を受ける場合、
すでに提供された役務に対していまだその対価の支払いが終わらないものをいう。」
つまり「役務の提供がすべて終わっていないもの」です。
具体的には、オフィスの賃借料や車や設備のリース代など継続的なサービスへの支払が後払いになるものが該当します。
では、買掛金と未払金は何が違うの?と疑問に思うでしょう。
次にその2つの違いについて説明します!
未払金と買掛金に違い
未払金と買掛金の最も大きな違いは「商品仕入れに関わるか否か」という点です。つまり、仕入れに関わるものは「買掛金」
仕入れと関係ないものは「未払金」で処理するという認識を持つ必要があります。
その理由として、抱えている負債が営業活動に関わるか否か把握することはすごく重要であるからです。
未払金と買掛金の違いについて以下の通りです。
・営業活動に関わる取引(仕入れなど、売上原価に関わる取引)の未払分→買掛金
・営業活動に関わらない(固定資産、消耗品等の購入)の未払分→未払金
最後まで見ていただきありがとうございます!
このように取引の内容で科目が変わるのでみなさん注意しましょう!
次回は「出張費の処理方法」についてやっていきます!